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学校紹介School introduction

ご挨拶

津田 隆之

豊かな人間性を培い、
人々の健康に寄与する専門職業人を育成します。

関西労災看護専門学校 学校長津田 隆之

本校では、人間性が豊かで高度な専門知識を修得した看護師を育成することを目標にして、看護教育に取り組んでいます。本校は昭和48年に開学し、令和5年度51期生を迎えました。この間、1,512名の卒業生を社会に送り出しています。

労災病院で働く看護師の育成を使命とする本校の特色として「勤労者医療」に関する学習があげられます。卒業生は関西労災病院をはじめ各労災病院ならびに地域の医療・保健施設で活躍しております。


教育理念・目的

教育理念

本校は、独立行政法人労働者健康安全機構の使命に基づき、
人間愛と生命に対する尊厳を基盤とした豊かな人間性を培い、
社会に貢献できる看護の実践者として、
生涯成長し続ける人材の育成を目指す。

教育目的

本校は学生に対し看護に必要な知識、技術、態度を修得させ、
あわせて豊かな人間性を養い、
社会に貢献できる專門職業人を育成することを目的とする。


教育目標

  • 生活者として人間を総合的に捉えることができる。
  • 人間の尊厳を守り、看護倫理に基づく行動ができる。
  • 科学的根拠に基づいて、対象者の安全・安楽・自立/自律をめざした看護を実践できる。
  • 地域に関心をもち、地域で暮らす人々の健康を支える看護を創造することができる。
  • 保健医療福祉チームにおける看護師の機能と役割を理解し、多職種と連携・協働する力を身につけることができる。
  • 勤労者医療を推進する労災病院の機能を理解し、対象者の就労継続をめざした看護を実践できる。
  • 社会の変化と保健医療福祉の動向に対応した看護を考えることができる。
  • 看護師としての自覚と責任を持ち、自己のキャリアを描き、成長し続けることができる。

ディプロマポリシー(卒業認定・専門士授与に関する方針)

  • 1.生活者として人間を理解する力
     ①その人が生きてきた個の歴史と生活習慣・信条を大切にできる。
     ②人間を身体的・心理的・社会的・文化的側面をもった存在として捉えることができる。
  • 2.人間尊重に基づいた倫理的行動力
     ①他者との関係を築くためのコミュニケーション能力を身につける。
     ②対象者の価値観、生活習慣・信条を尊重した看護が実践できる。
     ③対象者の自己決定を尊重する姿勢を身につける。
     ④看護の倫理原則に基づいた行動がとれる。
  • 3.科学的根拠に基づき、安全・安楽・自立/自律をめざした看護を実践する力
     ①看護を実践するための基礎的な知識・技術を身につける。
     ②科学的根拠に基づき、その時その場に応じた看護が実践できる。
  • 4.地域に関心を持ち、地域で暮らす人々の健康を支える看護を創造する力
     ①尼崎市で暮らす人々の健康上のニーズを理解できる。
     ②人々が住み慣れた地域で健康に暮らし続けるための健康教育に必要な知識・技術を身につける。
  • 5.看護師の機能と役割を理解し、多職種と協働する力
     ①保健医療福祉チームにおける看護師と多職種の機能と役割を理解できる。
     ②看護師として多職種と協働するためのコミュニケーション能力を身につける。
  • 6.勤労者医療の視点で看護を実践する力
     ①勤労者医療を推進する労災病院の機能を理解する。
     ②勤労者看護の役割を理解し、対象者の就労継続をめざした看護が実践できる。
  • 7.社会の変化と保健医療福祉の動向に対応した看護を考える力
     ①社会の変化と保健医療福祉の動向に常に関心を持つことができる。
     ②社会のニーズに対応した看護を考えることができる。
  • 8.看護師としての自覚と責任を持ち、成長し続ける力
     ①自己の課題を発見し、解決に向けて主体的かつ継続的に取り組むことができる。
     ②自己の体験をリフレクションし、体験を意味づけすることができる。
     ③自己の看護行為に責任を持つことができる。
     ④ストレスコントロールができ、心身の健康管理ができる。
     ⑤自己の看護職としてのキャリアデザインを描くことができる。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

  • 1.
    1年次は看護の対象となる人間を理解できるように、人間と生活・社会について学ぶ基礎分野・専門基礎分野の授業科目を多く配置する。
    また、看護への関心を持続させながら、内発的動機付けにより主体的に学ぶ姿勢を培うために、基礎看護学の授業科目も配置し、各看護学の土台であり根幹となる知識と技術を身につける。日常生活援助技術を学ぶ際に、「人体の構造・機能」や「看護形態学」での知識と関連付けて、科学的根拠に基づいて看護援助が実施できるように授業科目を配置する。
  • 2.
    2年次は基礎看護学での学びをもとに、あらゆる発達段階・健康レベルにある対象の看護を、それぞれの場に応じて実践できるための知識と技術を身につけるために、各看護学の授業科目を配置する。
    また、治療法と社会保障制度に関する知識と関連付けながら、各看護学での看護方法について学べるように、専門基礎分野の授業科目を配置する。
  • 3.
    3年次はこれまでに学んだ知識と技術を活用し、倫理的判断と臨床判断のもとに看護を実践する基礎的能力を身につけるために、臨地実習を中心に配置する。
    また、最終学年として研究的態度の育成と専門職業人としての自覚と責任感を高めるために、看護の統合と実践の授業科目を配置する。
  • 4.
    勤労者医療カリキュラムとして、専門基礎分野の「勤労者医療概論」、専門分野の基礎看護学の「健康教育技法」、精神看護学の「メンタルヘルスマネジメント」、看護の統合と実践の「災害看護」を位置づけ、勤労者医療を推進する労災病院で働く看護師として必要な知識や技術を身につける。
  • 5.
    段階的に学びを統合できるように、講義と演習で知識と基本技術を学び、事例展開やシミュレーション演習で臨床判断による事例・状況に応じた看護援助を経験した上で、臨地実習を行う。
  • 6.
    1年次からグループワークなどアクティブ・ラーニングを取り入れた授業を行うことで、主体性や思考力、探求心、協調性やリーダーシップ能力を養う。

アドミッションポリシー

  • 1.看護師になりたいという意志がある人
  • 2.思いやりがあり誠実に人と関わることができる人
  • 3.基礎学力を有し、学習習慣があり主体的に学ぶことができる人
  • 4.他者と協力して物事を進めることができる人
  • 5.マナーやルールを守り、責任ある行動がとれる人
  • 6.自己の生活を整え、心身の健康管理ができる人